プロセス接続

プロセス接続は温度計とプロセス(配管、タンク、その他)との接続となります。プロセス接続は以下に示すもに分類されます:

ネジ

推奨アプリケーション:

ガスネジ (例 G1/2")

NPT ネジ (例 NPT1/2"): 高圧条件下での取付に適。

メートルネジ  (M20x1,5): 高圧アプリケーションには不適。使用に際しては銅製のシーリングワッシャを併用して下さい。

 注意:
- プロセス中へ設置された温度計の交換が可能
- 挿入長は固定

コンプレッションフィッティング

PTFE/バイトン製インサート:
再利用可能、フィッティングを緩めた後に保護菅を上下に動かす事が可能です。

注意:

• ネジ込み式なので挿入後温度計の交換が可能
• 挿入長の調整が可能
• 最大温度 PTFE: 200 °C
• 最大温度 PEEK: 200 °C
• 最大温度 バイトン: 180 °C

SUS316/1.4401 製インサート:
一度締めこみますと、緩める事ができませんので挿入長の調整は不可能です。

注意:

• ネジ込み式なので挿入後温度計の交換が可能
• 温度計設置では挿入長の調整が可能
• 最大温度 SUS316/1.4401: 500 °C

高温度測定熱電対用機密ネジ付ブッシング

注意:

• ねじ込み式であるのでプロセス中でも温度計の交換が可能
• 挿入長の調整が可能
• どのバージョンでも最大温度350℃、 材質ステンレス鋼 SUS 316Ti.
• 最大プロセス圧力 1 bar.
• 圧縮式ブッシング付

フランジ

フランジはフィールド機器のプロセス接続用として一般的にしようされます。フランジの仕様はJIS規格のみならず、ヨーロッパ EN や ANSI 規格等により規定されており、材質、公称直径、圧力レンジ、 取付用穴等が規定されております。様々なプロセス条件に対応するため、以下に示すような密閉方法があります:

溝形フランジ
このフランジはタングアンドグルーブとも呼ばれ一対のフランジに凹凸の設け接合させる方式を採ります。
ヒント:
以前の形式 フォームFは新EN規格では平座面 (レイズドフェース) となります!

はめ込み型フランジ
はめ込み形とは、メールアンドフィメールとも言われ、一対のフランジを接合面でオス（メール座）・メス（フィメール座）の形に作ったものをいいます。はめ込み形は、溝形よりも大きな面圧を取る事ができ、心出しを正確に行う必要のある場所などのフランジとして利用されます。

全座面
フラットフェイスとも言われ、ガスケット座面を全面に平面に仕上たものをいいます。機密性を向上させるため幅の広いガスケットが使用されます。

リングジョイント座
ガスケットが入れられる溝がレイズド面となっております
ヒント
以前の規格でフォームC及びDは新EN規格では溝形フランジ (トングアンドグルーブ） となります!

高温測定用熱電対用フランジ

最高温度 350 °C, 材質 アルミニウム。 ガス機密性の接続では有りません。 オーダーコードで選択可能。

フランジの外径 70mm

温度計の取付けはサイドマウント型のクランピングスクリューを使用します。

最高温度 400 °C, 材質 鋳鉄。 ガス機密性の接続では有りません。 フランジとガスケットは付属しませんので別途ご用意下さい。ご注文に際しては、特殊オプションとしてご注文下さい。
(1) 内径 16, 23, 33mm
(2)/(3) 穴間隔 55/70mm; フランジ外部寸法 70/90mm